日本の憲法について知ろう!!
憲法関連のさまざまな疑問について、ご紹介します。
Q:
政教分離という憲法があります。
あの党は、政教分離に違反しているのではないでしょうか?
A:
あなたが、どの党のことを示しているかわかりませんが、まず、実は、日本国憲法に「政教分離」という項目はありません。
いわゆる「政教分離」として扱われているのは、日本国憲法第二〇条一項後段、三項ならびに第八九条のこととなります。
たとえば、その党にいるある人が「○○教の信者」であるからけしからん!ということであるなら、逆にそれは「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する」に違反しているので、あなたが怒られます。
注目すべきは、続く「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」です。
その人が属している宗教団体が、そのおかげで国から何らかの特権を受けていたり、権力を行使してるというなら、その人なり、宗教団体が怒られます。
今のところ、そういうあからさまな特権をえているところはありませんから、おそらく、その党も政教分離に違反はしていません。
どこの党かはわかりませんが。
Q:
総理大臣が、靖国神社に参拝するのは、政教分離に違反していませんか?
A:
まず、総理大臣が私人として赴き、自分のポケットマネーで参拝したというなら、それに怒るのは、「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する」に違反するので、あなたが怒られます。
ただし、総理大臣として、国のお金を使って参拝したとなると、今度は日本国憲法八九条の「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便宜若しくは維持のため、(略)これを支出し、又はその利用に供してはならない」に違反している……という解釈もあるようです。
また、
「そもそも、総理大臣が私人とは詭弁だ。三項の『国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない』に違反している」
という声もありますが、そうなると、国会議員はお墓で手を合わせることすらできません。v
それくらい許してやれよ、ということになると、憲法の存在意義がなくなります。
これについての解釈論争はいまだに続いていますので、興味が出たら、調べてみるのもいいかもしれません。
これ以上は勘弁してください。